1: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:14:06.25 ID:7t0HfMoo0
語り合おう

引用元: 2ch5chの怖い話で一番好きな話


2: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:15:01.16 ID:/fHdj1RS0
真夜中の双眼鏡が完璧すぎる

5: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:15:48.24 ID:7t0HfMoo0
>>2
これ口語で語られてるからイメージ湧きやすくて怖いよなあ
誰もが起こりうる状況下やし

12: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:16:48.19 ID:F/4riCkKa
>>2
これって目が合ってドアドンドンされるやつ?

14: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:17:14.03 ID:/fHdj1RS0
>>12
せや
400 :本当にあった怖い名無し:2015/08/14(金) 21:32:56.60 ID:+hHt/Wdm0

じゃあ俺の祖父さんの話書くわ。

若い頃の祖父さん、赤紙が来る前に旧海軍に志願したんよ。
入隊した時は今で言う自衛官候補生みたいな扱いだったらしくて、鮨詰め状態の狭い部屋で同期達と生活してたらしい。
最初は他の同期達と上手くやってたらしいんだけど、祖父さんにはちょっと変な趣味があった。

401 :本当にあった怖い名無し:2015/08/14(金) 21:37:50.49 ID:+hHt/Wdm0

その趣味って言うのが、夜中になると部屋の窓枠から双眼鏡で自分の住んでいる基地を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った基地を観察するのが楽しい。
遠くに見えるでかい給水タンクとか、
ぽつんと佇む光量の足りない外灯なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。

祖父さんの部屋の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ祖父さんの部屋の方に向って下ってくる。
だから部屋から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる薄暗い外灯を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな~」なんて思っていたら、
坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな上官が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、祖父さんと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで窓枠を離れてハンモックの中に逃げ込んだ。
布団をかぶって、「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、
ズダダダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに祖父さんを探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、
声を潜めて物音を立てないように、部屋の真ん中で手拭い(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまで手拭いを構えて硬直していた。
あいつはいったいなんだったんだ。
それから夜中に双眼鏡は覗いてないらしい。

7: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:15:56.67 ID:JiIFW1Ec0
なんJ発の奴ってあるん?

9: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:16:23.54 ID:7t0HfMoo0
>>7
首ヒョコヒョコ女くらいしか思いつかん
ほとんどオカ板やからなあ

31: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:21:46.13 ID:JiIFW1Ec0
>>9
スレではないけど台風の日赤くなるみたいなレス怖かったわ

36: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:22:25.91 ID:+aJQhqMP0
>>31
台風は赤くなるときあるやん

54: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:26:03.65 ID:JiIFW1Ec0
>>36
台風前に空が赤くなるとかなら分かるけどそいつの場合何が赤くなるのか分からないんや
しかもそいつのマッマ何かを吸引してる
367 名前:風吹けば名無し :2019/08/12(月) 01:46:08.27 ID:hLAaJk//p.net
台風の日特有の家中が真っ赤になるやつちょっとすき
マッマだけよく吸うけど多分眠れないやろな

11: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:16:46.80 ID:4uJCB+hYa
死に顔テレカの話はなぜか覚えてる

17: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:17:44.28 ID:FROMnaC50
>>11
なんやそれ

22: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:18:55.75 ID:7t0HfMoo0
>>11
これしらんな

25: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:20:02.83 ID:GYVH7dwj0
>>11
金券屋かなんかで安いテレカまとめ買いして使ってたら死人の写真テレカにしたやつだったんだっけ

33: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:22:24.44 ID:4uJCB+hYa
>>25
それそれ 昔読んで気色悪いなと思った

24: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:19:06.89 ID:BWkVSPC60
バスの事故の奴

27: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:21:00.96 ID:/fHdj1RS0
>>24
あれネタバレ編みたいなの分けて出てきたのすげーよかった

28: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:21:09.09 ID:BWkVSPC60
消えたとてうかぶものやった

29: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:21:28.34 ID:GYVH7dwj0
巨頭オ

32: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:22:12.26 ID:gMd97ZJB0
>>29
これ厨房のとき知って怖かったなぁ~

34: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:22:25.27 ID:/fHdj1RS0
>>29
これもええよな
ネット怪談のお手本の様な

40: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:23:10.16 ID:7t0HfMoo0
>>29
短くて最高
巨頭オとテンソウメツを中学の頃まとめで読んでから洒落怖大好きになったわ

41: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:23:23.22 ID:gMd97ZJB0
ヒサルキとか、同じらしき怪異が全く別の場所で言及されてるのすき
最近、保育園で、保母さんをやってる友達に聞いた話。

その子が行ってる保育園って、お寺がやってるとこで、すぐ近くにお墓があったりする。

お墓に子供が入って、いたずらしないように、周りに柵がしてあるんだけど、柵の杭の尖った先っちょに、虫やトカゲなんかが串刺しになってることが良くあるらしい。

園児のイタズラかもしれないけど、お寺も兼ねてる保育園だから、けっこう人の出入りは多くて、広場で小学生なんかがしょっちゅう遊んでるから、誰がやってるのかわからない。

まぁ、鳥のせいかもしれないし~って感じで、誰もたいして気にはしてなかった。

ところがある日、その柵にモグラが刺さっていた。

さすがに哺乳類はグロいんで、すぐに園長先生(=寺のお坊さん)が片づけてくれた。

で、しばらくすると、今度はネコが突き刺さってた。

これはさすがに酷かったんで、保母さんやお坊さんが集まって、誰の仕業か?どうしたらいいのか?って話をした。

でも、犯人はわからないし、再発防止の名案も出なかった。

結局、どーするんだろうね~ってムードでダラダラと時が過ぎたある日、ウサギが突き刺さってた。

保育園で飼っていたウサギだった。これは友達が見つけたらしい。

早朝に、お坊さんがお墓の掃除に行った時には無かったのに。
その日は、たまたま友達より早く来ていた子供がいたんで、その子に「何か見た?」って聞いてみた。

その子は一言、「ヒサルキだよ」って言った。

「ヒサルキってなあに?」と聞いても、上手く説明できないみたいだった。

あとで、ほかの子にヒサルキの事を聞いてみた。みんな知っていた。

でも、誰もヒサルキがどんなモノなのか説明できなかった。

子供達はウサギが死んだのを、あまりかわいそうだと思っていないようだった。

何となく、しょうがない、みたいな感じで醒めていた。

変だと思ったのは、ヒサルキのことは、園児の親も知らなかったこと。

子供がそんな言葉を使っているところも、誰一人覚えていなかった。

テレビや本のキャラでもなかった。

すると保母さんの一人が、「昔そんな名前の絵を見たことがある」と言い出した。

子供が描いた絵は、返してあげるので、保育園には残っていない。

ただ、絵を描いた子、がその保母さんの近所の子だったので、名前を覚えていた。

「その子に聞いたら……」と友達が言うと、その保母さんは「引っ越した」と答えた。

そして、「その引っ越しが変だったんで、覚えてる」とも言った。

なんでも、挨拶もなく急に引っ越していったらしい。

さらに不思議だったのは、引っ越す時にチラッと見たらしいんだけど、その絵を描いた子が、両目に眼帯をして車の中に座っていたんだって。

それで、どこへ行ったのかはわからずじまい。

それからニワトリが串刺しになったのが最後で、ヒサルキ騒動は終了。

結局、犯人もヒサルキの正体もわからずじまい。

前みたいに虫なんかは突き刺さってるみたいだけど……

42: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:23:44.70 ID:eL7hMOXN0
全く知らんわ

49: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:24:44.73 ID:7t0HfMoo0
リゾートバイト、初めて全部通して読んだとき怖すぎて3日ほどトラウマやったけど今読むと想像して草生えるよな

79: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:31:34.93 ID:JEClNZt60
駅の盛り塩蹴っ飛ばすやつすき

88: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:32:47.35 ID:+aJQhqMP0
>>79
プールで死んでたやつね
こわよ
35 :本当にあった怖い名無し:2008/06/11(水) 23:59:01 id:A2lg6WN+0
鬼門を開ける方法
本当に、人生が嫌になったらこれを試してください。

1:秋葉原駅から日比谷線に乗り、茅場町駅で降りてホームを八丁堀方面に行くと、
鉄格子の下に塩がおかれてるので、それを足で蹴散らしてください

2:そのまま東西線に乗り換え、高田馬場駅で降りてホームを西武新宿線乗り換え方面に行くと、
鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください

3:そのままもう一度東西線で茅場町駅で降りて改札をくぐり、4a出口の階段の下に米を10粒たらしてください

4:そのまま日比谷線の茅場町駅に乗り、築地駅で降りてホームを築地本願寺方面に行くと、
鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください

5:そのまま日比谷線に乗り、目を閉じてあなたが一番したいことを考えながら手を組んでそのまま乗っていてください。


49 :本当にあった怖い名無し:2008/07/10(木) 20:03:42 id:Uhl0wg6pO
仕事終わりで暇だから、ちょっと35を実践してみるテスト
てか、本当に塩があってビビッタ。これマジで何の塩?おせーて


11日朝、東京・目黒区の会社社長宅のプールで、若い男性が血を流して死亡しているのが 見つかりました。
警視庁は、男性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて慎重に調べています。11日午前6時20分ごろ、目黒区東山の会社社長宅の庭にあるプールで、「若い男性が 頭から血を流して死亡している」と、この家の住民の女性から110番通報がありました。

警視庁の警察官が駆けたところ、水が入っていない庭のプールで、男性が白っぽいシャツ姿で
うつ伏せに倒れていて、まもなく死亡が確認されました。

80: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:31:54.58 ID:SbKlqHpH0
もう長い事いってないから知らんけどもうオカルト版て頭のおかしい人しかいないイメージ

98: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:35:14.33 ID:GnSq/ebj0
>>80
一部のスレなら話せる奴もおった筈

82: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:32:06.58 ID:+aJQhqMP0
ヒサルキとか巨頭オみたいな民俗的な話もっとないか?

89: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:33:03.94 ID:BWkVSPC60
>>82
コトリバコ

92: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:33:28.08 ID:+aJQhqMP0
>>89
必修科目やろ!

96: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:34:16.50 ID:7t0HfMoo0
>>92
1回生の前期必修やぞ

87: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:32:32.02 ID:7t0HfMoo0
タイトル思い出せないんやけど、首都高のどっかの扉から日本軍の地下施設入って井戸に死体捨てるみたいな話すき

90: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:33:12.44 ID:+aJQhqMP0
>>87
なんか変な白い生物が住んでるやつね

93: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:33:32.23 ID:GnSq/ebj0
>>87
上でも挙がっとるけど地下の丸穴やっけ

99: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:35:20.09 ID:+aJQhqMP0
>>93
それとはちゃうで

106: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:36:45.05 ID:GnSq/ebj0
>>99
地下の丸穴は宗教施設だっけ
井戸に死体捨てる話好きやけどタイトルがごっちゃになっとる

116: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:38:35.76 ID:/fHdj1RS0
>>106
2chの怖い話「地下の井戸」
これでググったら出ると思うわ
これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。
ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。
でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う。
文章作るの下手だし、かなり長くなった。
しかも怪談じゃないから、興味の湧いた人だけ読んで欲しい。

今から数年前の話。俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんって人。
今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事はアウトソーシングですよ。
それも組織じゃなく、個人が雇うの。警察が介入してきたら、トカゲの尻尾切りってやつね。
その代わり金まわりは、かなり良かったよ。

俺は都内の、比較的金持ちの日本人や外国人が遊ぶ街で働いてた。
日々のヤバい仕事っていうとすごそうだけど、実際に俺がやってたのは、ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。
キャバクラ行くと、必ず花置いてあんだろ?あれだよ。
で、花配りながら集金して回る。
もちろん、花屋に渡した代金の、3~5倍はもらうんだけどね。
3万が10万、5万が25万になったりするわけよ。月に3千万くらいにはなったね。

俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。
それでも結構真面目にやってた。
相手も海千山千のが多いからさ。
相手が若僧だと思うと、なめてかかって、値切ろうとするバカもいるんだよね。
その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。起こす奴もいるけど。
でも警察呼ばれたら負けだからね。次から金取れなくなるから、組から睨まれる。タダじゃすまんよ。
そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。
一円も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。

前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、Nさんの舎弟のSさん、Kさんなんかに、結構信頼されるようになった。
それで、時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになった。
積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。

荷物積む時は、俺は運転席から出ない事になってたし、後ろは目張りされてて見えないから。
それで、ベンツの後ろついてくだけ。
荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たされて、またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。
その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分のバイト代をもらえた。

ある夜、また呼び出された。
行ってみると、いつもとメンツが違う。いつもはSさんかKさんと、部下の若い人だった。
ところがその日は、幹部のNさんがいて、他にはSさん、Kさんの3人だけ。
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。
俺が着いても
「エンジン切って待ってろ」
って言ったまま、ボソボソ何か話してた。

「…はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより…」

途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。何だか嫌な予感がしたけどね。
後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。
でも今回は、ドラム缶とか段ボールじゃなかった。
置いた時の音がね、いつもと違ってた。重そうなもんではあったけど。
更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。
いつもは俺一人でベンツについてくだけなのに。
しかも、いきなり首都高に入った。
あそこはカメラもあるし、出入口にはNシステムもあるから、こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。
首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、何ヵ所か地下に入るよね。
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは苦手なんだよね。方向音痴だし。

多分環状線を、2周くらいしたと思う。
車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツが、トンネルの中で、ハザード出した。
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、Sさんが
「右の車線に入って止めろ」
って。言われるままに止めたよ。そこって合流地点だった。

「中洲みたいになってるとこに、バックで車入れろ」
って言うから、その通りにしてライト消した。

両側柱になってて、普通に走ってる車からは、振り返って見たとしても、なかなか見つけられないと思う。
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。
Nさんが乗ったベンツは、そのまま走り去った。
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。
俺はこの時も嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。
SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。
映画とかでよく見る、死体袋とかいう黒いやつ。もう中身は、絶対に人間としか思えない。
とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。多分腰抜ける寸前だったんだろう。
何で組の人じゃなくて俺なの?ってその時は思ったけど、その理由も後になれば分かったんだけど。

で、Sさんが
「ポケットに鍵があるから、それ使って、金網の扉の鍵開けろ」
って言うから、言う通りにした。
金網開けて5~6メートルで、また扉にぶつかる。
扉というより、鉄柵って感じかな。だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。
どうすんだろうな~と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。
今度は大小ひとつずつの鍵。コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。
中に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。
それを回すと、ガチャって音がして、柵が少し動いた。
右から左に柵が開いた。壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。
鍵を壊して侵入は、出来ない構造らしい。

更に先はもう真っ暗。マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
「無断立入厳禁防衛施設庁」って書いてあった。
これは不思議だった。だってここ、道路公団の施設だよね?
ていうか、こんなとこ入って平気なのかな、って思った。

まあこの人たちのやる事だから、抜かりは無いとは思うんだけど、監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。
まあ中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。
鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ要領で開いて、俺たちは中に入った。

SさんもKさんもうっすら汗かき始めてて、随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。
時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。

階段を下りると、ものすごく広い通路が左右に伸びてた。多分幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。
通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かって進んだ。

時々休みながら、どれくらい進んだかな。
通路自体は分岐はしてない。ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。
ある扉の前でSさんが止まって言った。

「これじゃねえか。これだろ」

そこには「帝国陸軍第十三号坑道」って書いてあった。字体は古かったけど。
信じられる?今の日本にあるのは陸上自衛隊でしょ。何十年も前のトンネルなのか、これは?
SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして休憩する事にした。
二人とも無言だったから、俺も黙ってた。
しばらくして、Sさんが
「そろそろ行こう」
って言って、袋の片側、多分「足」がある側を持った。そしたら…
「袋」が突然暴れた。
Sさんは不意を突かれて手を放してしまい、弾みで反対側の袋の口から、顔が出てきた。
猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。
どっかで見たことある…
それもあるけど、分かっていながらも、袋からリアルに人が、しかも生きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。
SさんがKさんに
「おい何で目を覚ました!」
「クスリ打てクスリ!」
「袋に戻せ!」
とか言ってるのが聞こえた。
Kさんは
「クスリは持って無い」
とか、何とか答えてた。
その間も「袋」は暴れてた。
暴れてたというか、体を縛られてるらしく、激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。

するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。
一瞬「袋」の動きが止まったけど
「ウ~!」
とすごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。
Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。それでも「袋」は、暴れ続けた。
やがてKさんも加わって、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れたんだと思う。

「袋」の動きが止まった。その時なぜか男は頭を振って、俺に気が付いた。
それまですごい形相で、暴れていた男が、急に泣きそうな顔で俺を見つめた。
Sさんが
「袋に戻せ」
と言うと、Kさんが男の肩のあたりを足で抑えながら袋を引っ張って、男を中に戻した。
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。
男は袋に戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。

Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」
Sさんはそう言って、俺を見た。
「お前、こいつの顔を見たか」
「いえ…突然だったんで、何が何だか」

そう答えるのが精一杯だった。
その時に、本当はどこかで見たような気がしたけど、思い出せなかった。

SさんとKさんは、再び動かなくなった「袋」を担ぎ上げた。
それまでと違うのは、真ん中に俺が入ったこと。
もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。

それから、その13号坑道ってやつを延々歩いた。
今までの広い通路とはうって変わって、幅が3mも無いくらいの、狭い通路だった。
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。
幅1mちょいくらいの階段で、ほんの数段下りたところに、扉がついてた。

何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で
「止まれ」
って言った。
そこもまた「帝国陸軍」「帝国陸軍第126号井戸」って書いてあった。
(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた)
それで、Sさんに言われるまま中に入った。

中は結構広い部屋だった。小中学校の教室くらいはあったかな。
その真ん中に、確かに井戸があった。でも蓋が閉まってるの。重そうな鉄の蓋。
端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車につながってた。
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、蓋についた鎖が徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。
オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って蓋を開けていった。
完全に蓋が開いたとこで、二人が「袋」を抱え上げた。
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に投げ込んでしまえば、二度と出てこないもんね。
でもひとつだけ分からない事があった。なんで「生きたまま」投げ込む必要があるの?

二人は袋を井戸に落とした。ドボーン!水の中に落ちる音がするはずだった。
でも聞こえてきたのは、バシャッて音。この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。
SさんとKさんも顔を見合わせてた。
Sさんが俺の持っているマグライトを見て、顎をしゃくってみせ首を傾げて「井戸を覗け」ってジェスチャーをした。

マグライトで照らしてみたけど、最初はぼんやりとしか底まで光が届かなかった。
レンズを少し回して焦点を絞ると、小さいけど底まで光が届いた。
光の輪の中には、「袋」の一部が照らし出されてる。
やっぱり枯れてるみたいで、水はほとんど無い。
そこに手が現れた。真っ白い手。さらにつるっぱげで、真っ白な頭頂部。
あれ、さっきの「袋」の人、つるっぱげじゃ無かったよな。
ワケが分かんなくて呆然と考えていたら、また頭が現れた。
え?2人?ますます頭が混乱して、ただ眺めてたら、その頭がすっと上を向いた。目が無い。
空洞とかじゃなくて、鼻の穴みたいな小さい穴がついてるだけ。
理解不能な出来事に、俺たちは全員固まってた。
しかも2人だけじゃ無さそうだ。奴らの周囲でも、何かがうごめいている気配がする。
何だあれ?人間なのか?なぜ井戸の中にいる?何をしている?

その時、急に扉が開いて、人が入ってきた。
俺は驚いてライトを落として、立ち上がってた。SさんとKさんも。
入ってきたのはNさんだった。Nさんは俺たちを見て、怪訝そうな顔をした。
「S、もう済んだのか」
Sさんは少しの間呆然としていたけど、すぐに答えた。
「済みました」
Nさんは俺たちの様子を見て、俺たちが井戸の中身を見た事を悟ったみたいだった。
「見たのか、中を」
俺たちはうなずきもせず言葉も発しなかったが、否定しないことが肯定になった。
「さっさと蓋閉めろ」
言われて俺は、慌てて鎖のところに行って、さっきとは反対側の鎖を引いて回した。
少しずつ蓋が閉まっていく。

「余計な事を考えるんじゃねえ。忘れろ」
そう言われた。

確かにそうなんだけど、ぐるぐる考えた。
「殺しちゃまずい」って、Sさんは言ってた。
Sさん自身も、なぜ殺しちゃだめなのか知らなかったんだと思う。
生きたまま落とした理由は?生きたまま…あの化け物のような奴らがいるところへ。

考えたく無くなった。

俺たちは来た道を戻り、車で道に出た。
今度はSさんとKさんは、Nさんのベンツに乗っていった。
そしてそれが、3人を見た最後になった。

俺は思い出していた。あのとき「袋」に入っていた男の顔を。
最近出所してきた、会長の3男だった。
出来の悪い男というウワサだった。ケチな仕事で下手を踏み、服役していたらしい。
俺は2、3回しか顔を合わせた事が無かったが、大した事無さそうなのに、威張り散らしてヤな感じだったのを覚えてる。
だからといって、会長の息子を殺すのはアウトだよ。死体を隠したっていずれバレる。
それでも出来るだけバレないように、俺を使って運んだんだろうけど。

あの出来事から2週間くらいして、Nさんが居なくなった。
「お前も姿をくらませ」って、Sさんから電話があった。
バレたんだ。会長の息子を殺ったのを。
組から距離をおいていたのが幸いして、俺は逃げ延びる事ができた。
SさんやKさんがどうなったのかは知らない。
あれから数年、俺は人の多い土地を転々としている。
これはあるネットカフェで書いた。

もうすぐネットカフェも、身分証を見せないと書き込めなくなるらしい。これが最後のチャンスだ。
組の人たちがこれを知れば、どこから書いたのか、すぐに突き止めると思う。
だから俺は、この街には二度と戻ってこない。

誰かあの井戸を突き止めて欲しい。なぜあの井戸に、暴力団なんかが鍵持って入れるのか。
そうしたら俺の追っ手は、皆捕まるかも知れない。
俺は逃げ延びたい。これからも逃げ続けるつもりだ。
https://恐怖の泉.com/kaidan/376wa.html

107: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:37:09.80 ID:Txs6enpy0
怖くはないけど宗教団体のトイレの地下で異世界に飛ぶやつ面白くてすき

110: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:37:36.98 ID:7t0HfMoo0
>>107
それが地下の丸穴やwwww
これは17年前の高校3年の冬の出来事です。
あまりに多くの記憶が失われている中で、この17年間、わずかに残った記憶を頼りに残し続けてきたメモを読みながら書いたので、細かい部分や会話などは勝手に補足や修正をしていますが、できるだけ誇張はせずに書いていきます。

私の住んでいた故郷はすごく田舎でした。
思い出す限り、たんぼや山に囲まれた地域で、遊ぶ場所といえば、原つきバイクを1時間ほど飛ばして市街に出て、カラオケくらいしかなかったように思います。

そんな片田舎の地域に1991年突如、某新興宗教施設が建設されたのです。
建設予定計画の段階で地元住民の猛反発が起こり、私の親もたびたび反対集会に出席していたような気がします。
市長や県知事に嘆願書を提出したり、地元メディアに訴えかけようとしたらしいのですが、宗教団体側が「ある条件」を提示し、建設が強行されたそうです。
条件については地元でも様々な憶測や噂が飛び交いましたが、おそらく過疎化が進む市に多額の寄付金を寄与する事で、自治体が住民の声を見て見ぬふりをした、という説が濃厚でした。

宗教施設は私たちが住んでいる地域の端に建てられましたが、その敷地面積は、東京ドームに換算すると2~3個ぶん程度の広さだったと思います。過疎化が進む片田舎の土地は安かったのでしょう。
高校2年の秋頃に施設が完成し、親や学校の担任からは「あそこには近づくな」「あそこの信者には関わるな」と言われていました。

私たちはクラスの同級生8人くらいで見に行ったのですが、周りがすべて高い壁で囲われ、正面には巨大な門があり、門の両端の上の部分に、恐ろしい顔をした般若みたいなものが彫られていました。
それを見た同級生たちは、「やばい!悪魔教じゃ悪魔教じゃ」と楽しそうに騒いでいましたが、そういう経緯から、学校ではあの宗教を、『悪魔教』や『般若団体』などと、わけのわからないアダ名で呼ぶようになりました。

たまにヒマな時などは、同級生ら数人で好奇心と興味と暇潰しに、施設周辺を自転車でグルグルしていましたが、不思議な事に、信者や関係者を見た事は一度もありませんでした。
あまりに人の気配がなく、特に問題も起きなかったので、しだいに皆の関心も薄れていきました。

高校3年になり、宗教施設の事は話題にもならなくなっていたのですが、ある日、同級生のAが「あそこに肝だめしに行かんか」と言いはじめました。
Aが言うには
「親から聞いたけど、悪魔教の建物に可愛い女が出入りしとるらしい。毎日店に買い物に来とるらしいで」
Aの実家は、地域内で唯一そこそこ大きいスーパーを経営していました。Aの両親は、毎日2万円~3万円ぶんも買い物をしていく『悪魔教』に、すっかり感謝しているようでした。
Aは「俺の親は、あそこの信者はおとなしくて良い人ばかりって言いよったよ。怖くないし、行ってみようや。」
私やその他の同級生も、遊ぶ場所がなく毎日退屈していましたので、「じゃあ行くか!」という事になり、肝だめしが決定しました。

メンバーは、私とAとBとCとD(同じクラスの5人)と、後輩のEとFの、全員男の7人になりました。
7人もいれば怖くないでしょう。皆も軽い気持ちで行く雰囲気でした。
待ち合わせは施設にほど近い、廃郵便局の前になりました。
私が到着すると、ABCとEは来ていたのですが、DとFが30分近く待っても来なかったので、5人で行く事になりました。
施設の近くに自転車を停車させ、徒歩で施設の門へ。
「うわ~夜中はやっぱ怖いわ」や、「懐中電灯をもう一つ持ってくりゃ良かったね」
などと話していました。

巨大な門の前まで来ると、門からかなり離れた敷地内の建物の一ヶ所に電気がついていました。
「うわぁ信者まだ起きとんじゃね」「悪魔呼んだりしとんかね(笑)」
などと軽口を叩いていましたが、Cが
「これ、中に入れんじゃん」
と言いました。
するとAが
「俺が知っとるよ。横を曲がったとこに小さい門があってそっから入れる」
と言いました。
「A、なんで早く言わんのんや」とか言いながら、壁づたいを歩き、突き当たりを横に曲がり、少し歩くと壁に小さな扉がありました。Aが手で押すと、向こう側に開きました。
人ひとりようやく通れる扉を、5人で順番に通って中に侵入しました。

その後は懐中電灯をつけたり消したりしながら、更地の敷地内をグルグルしていました。
「なんもないじゃん」「建物に近づいたらさすがにヤバイよの」など、小さな声で雑談していたのですが、あまりにも何もなくつまらないので、施設に近付いてみる事にしたんです。
敷地内は正面の門からは長々とした100メートルくらいの完全な更地で、その先に大きな施設が三棟並んでいました。

よく覚えていませんが、とても奇妙な外観をしたデザインの建物でした。
施設周辺をコソコソ歩いていると、施設と施設の間に灯りのついたキレイな公衆トイレの建物がぽつんとあり、トイレがある場所一帯は白いキレイなコンクリートで舗装されていて、ベンチまでありました。
Aが「ちょっと休憩しようや」と言い出し、周りの同級生らは「はぁ?見つかったらさすがにヤバイだろ」「さっさと一周して帰ろうや」と言いました。
私も、「見つかったら警察呼ばれるかもしれんし、卒業まであと少しじゃし、問題起こしたらヤバイ、はよう帰ろうや」と言いました。
しかし、Aはベンチに座ると煙草を吸い始めました。
「じゃ一服だけして帰るか」という事で、全員でその場に座って煙草を吸いました。
すると、Aが「俺ちょっとトイレ行ってくるわ」と、その公衆トイレの中に入っていきました。BやCは
「アイツ勝手に入った建物のトイレでよくションベンなんか出せるなぁ」「ウ○コなら悪魔に呪われるんじゃないか」
とか冗談を言いながら煙草を吸っていたんですが、しばらくするとAが、トイレの中から
「お~い。ちょっと来て。面白いもんがあるよ」
と小さな声で言いました。

ゾロゾロと行ってみると、Aは「ほら、ここなんだと思う?」と便所の個室を指さしました。
Bが「トイレじゃん」と言うと、「ドア開けてみてや」と言い、Bが「なんや」と言いながら扉を開けました。
扉を開けてみると、なぜか中には地下に降りる階段がありました。
Aは「おかしいじゃろ。便器便器と並んで、ここだけ階段なんよ」と言いました。

いよいよこの状況がおかしな事に気づきました。第一、Aの言動がずっと不可解でした。
Aが急に肝だめしを提案した事、横の扉の位置を把握していた事、トイレの扉をわざわざ開いた事などです。
私はAに、「お前まさかココでウ○コするつもりだったん?」と聞きました。
Aは「いや、うん、そうじゃ」と曖昧に答えた後、「ちょっと降りてみんか?」と皆に聞き始めました。私は当然断りました。

「お前おかしな事言うなや。はよ帰ろう。ここでグズグズしよったら見つかるじゃろ」
と言うと
「はは~お前怖いんじゃろ?ちょっと降りるだけなのに怖いんじゃろ」
と馬鹿にした感じで言い出しました。
私はこれはAの挑発だと思いました。下に誘導しようとしているとしか思えなかったのです。
Bも「ワシもいかんわ。帰ろうで」と言ってくれたのですが、他の二人は「なんか面白そう。ちょっとだけ降りようか」みたいな感じでAに同調したのです。
Aは「お前らは勇気あるの~」とか言いながら、私やBを更に挑発していましたが、Bは「ワシ行かんで。勝手に行けや」と吐き捨てるように言いました。
Aは「ならまず3人で降りるわ。お前らはとりあえずココで待っといてや」と言いました。
そして3人は下へと降りて行ったのです。

私とBの二人はトイレの外には出ず、中で待っていました。
トイレの周辺は施設に挟まれた形で、窓も多数あったため、どこの窓から見つかるか分からないと思い、トイレ内で待機していました。
Bは「おい、Aってなんか変じゃないか?」と聞いてきました。
私は「今日のAはおかしい。なんか最初っから俺らをココに連れてきたみたいな感じがする」と答えると、Bも「ワシもそう思いよった」と言いました。
その後はBと一緒に、今夜の事や見つかってしまった時の対処法などを話していました。

5分近く経った頃、「ちょっと遅くないか?!」と私もBもイライラし始めました。
Bは「もう二人で帰るか」と言い出したのですが、二つあった懐中電灯のうち、二つともAたちが持って降りてしまったので、暗闇の中あの小さな横の扉を発見するのは時間がかかると判断し、しぶしぶ待っていました。
すると、遠くのほうから足音が聞こえてきたんです。

ザッザッザッという、複数の足音が遠くから聞こえてきました。
私もBも一瞬で緊張しました。
私たちは小声で、「ヤバイ…人がきた。マズイで…」と囁きあいました。
場が張りつめた雰囲気に変わりました。
足音は遠くからでしたが、どの方角からの足音か分からなかったですし、いま外に出ても私たちは施設内の方向や構造が分からないので、見つかってしまう可能性がありました。
Bが「ヤバイ…近づいて来とるで…どうする?」と、かなり慌てた感じで言っていました。
私も内心は心臓がバクバクしながら、「コッチに来るとは限らんし、来そうなら隠れよう」と言いました。
しかし、確実に足音は私たちのいるトイレに近づいてきていました。

その時、Bがいきなり階段ではない他の大便の個室の扉に手をかけました。しかし開きません。隣の個室もなぜか開きませんでした。
Bは「クソッ!閉まっとる。あ~クソッ」と小さな声で叫びました。
足音はおそらく15mくらいまで近づいてきています。
直感的ですが、私はその時、足音の連中は間違いなくトイレに来ると確信していました。Bもきっと同じ予感がしていたのだと思います。
私もBもジッと立ち尽したままでした。

Bは「…仕方ないわ。降りよう」と言い出しました。
私は「えっマジで…?」と返事をしました。
あの得体の知れない階段を降りるのはすごく嫌でしたが、トイレ内にはもはや隠れる場所もなく、走り出したところで、暗闇の中でしかも場所がよく分からないので、捕まるだろうと思いました。
深夜の宗教施設という特殊な状況下で、判断力も鈍っていたのかもしれません。

足音がもうすぐトイレ付近に差しかかる中、私とBは個室の扉を開き、足音を忍ばせながら下への階段を降りました。

階段はコンクリート造りの階段で、長い階段なのかと思っていましたが、意外にも10段くらいで下に着きました。
真っ暗闇なので何も見えないのですが、前を歩いていたBが、降りた突き当たりの目の前にあったのだろう扉を開きました。

中には部屋がありました。
部屋の天井にはオレンジ色の豆電球がいくつかぶら下がり、部屋全体は淡いオレンジ色に包まれていました。
私とBはその部屋に入ると、扉をそっと静かに閉めました。

部屋を見渡すと、15畳くらい(よく覚えていません)の何もないコンクリート造りの部屋で、真ん中には大きく円状のものがぶら下がっていました。
説明しにくいですが、巨大な鉄製のフラフープみたいなものが縦にぶら下がっている感じです。
そのフラフープは、部屋の両隅の壁に付くくらい巨大なものでした。
私とBはそんなのを気にせずに、扉の前で硬直していましたが、私が
「Aたちは?おらんじゃん…」
と小さな声で言うと、Bは
「わからん、わからん…」
と、ひきつった表情で言っていました。
そして、私たちが聞いていた足音が、予感通りトイレの中に入ってきたのが分かりました。真上から足音がコンクリートを伝って響いてきました。
その足音は3人~4人くらい。私たちはジッと動けないまま、扉の前で立ち尽していました。
なにやらブツブツ話し声が聞こえてきましたが、内容まで聞きとれません。
話し合うような声に聞こえましたし、それぞれがなにかをブツブツ呟いているようにも聞こえました。
Bは下をうつむいたまま目を閉じていました。

どのくらい時間が経ったのか分かりません。
私はなにか楽しい事を思い出そうとして、当時流行っていたお笑い番組『爆SHOW☆プレステージ』を必死に思い出していました。
いつのまにかトイレ内のブツブツ呟く声は、3~4人から10人くらいに増えている事に気づきました。

上にいる連中は、私たちがココに隠れている事を知っているのではと思いました。
怖くてガタガタ震えてきました。ブツブツブツブツと気味の悪い話し声に気が遠くなりそうでした。

突然ブツブツ呟く声が消えると、ガタンッと扉が二つ連続して開く音が聞こえた後、さらにガタンッと音がしました。
そのガタンッはトイレの個室を開く音だとすぐに分かり、鳥肌が立ちました。
『他の個室には最初から人が入っていたんじゃないか』
私と同じようにBがその可能性に気づいたのかどうかは分かりませんが、さっきは鍵が閉まっていたのですから、外から開けたのではなく、個室から誰かが出てきたんだと思ったのです。
そして、階段を降りる足音が聞こえてきました。限界でした。

階段を降りきるまで15秒とかからないでしょう。私はBの腕をギュッと掴みました。
階段を降りる足音が中間地点くらいになった時、Bは「うわぁぁぁ~」と情けない悲鳴をあげながら私の手を振り払い、部屋の奥に走り出しました。

その時です。Bがあの丸い輪をピョンとジャンプした瞬間、一瞬でBの姿がなくなったのです。

私はただただ唖然としました。

フラフープ状の丸い輪の向こう側に飛び越えるはずなのに、Bが忽然と姿を消してしまった事に、恐怖よりも放心状態になりました。
私は扉から少し離れ、扉とフラフープの間に立っていました。
『謝ろう!』と思いました。
『すみません。勝手に入ってしまいました。本当にすみません』
そう言おうと思いました。
扉がゆっくり開きました。開いた扉の隙間から、わざとらしくひょいっと顔だけが現れました。
王冠のようなものをかぶった老人が、顔だけ覗かせこちらを見ていました。満面の笑みでした。
おじいさんかおばあさんかは分かりませんでしたが、長い白髪に王冠をかぶったしわくちゃの老人が、満面の笑みで私を見ていました。
それは見た事もない悪意に満ちた笑顔で、私は一目見て『これはまともな人間ではない』と思いました。
話が通じる相手ではないと思ったのです。
その老人の無機質な笑顔に一瞬でも見られたくないと思い、「はうひゃっ!」と情けない悲鳴が喉の奥から勝手に出てきて、私もまたBと同じようにフラフープ状の輪に飛びこみました。

目を開くと病室にいました。頭がボーッとしていました。
腕には注射針が刺さり、私は仰向けに寝ていました。
上半身を起きあがらせるのに3分近くかかりました。

窓を見ると綺麗な夕焼けでした。
部屋には人はおらず、個室の病室でした。何も考えられずただボーッとしていました。

どのくらいの時間ボーッとしていたか分かりません。
しばらくすると、ガチャとドアが開き看護婦さんが現れました。
看護婦さんはかなり驚いた表情で目を見開くと、そのままどこかに駆け出しました。
私はそれでもボーッとしていました。

その後は担当医や他の医師たち数人が来て、私に何かを話しかけているようでしたが、私はボーッとしたままだったらしいです。
その後時間が経ち、意識もだんだんと鮮明になってきました。
医師からは
「さっき○○君の家族呼んだからね。○○君は長い時間寝ていたんだよ。でも心配しなくていい。もう大丈夫だよ」
と、意味不明な事を言われました。
起きてからも時間の感覚がよく分からなかったのですが、やがて母らしき人と若い女の子が、泣きながら病室に入ってきました。

それは母ではありませんでした。それに私の名前は○○でもありません。
母を名乗る女性は「よかった…よかった」と泣いて喜んでいました。
若い女の子は私に「お兄ちゃん、おかえり…」と言いながら、泣き崩れてしまいました。
しかし、私に妹はいません。
3つ離れた大学生の兄ならいましたが、妹などいません。

私は「誰ですか?誰ですか?」と何度も聞きました。
医師は「後遺症でしょうが時間が経てば大丈夫だと…」みたいな事を、母らしき女性や妹らしき女の子に励ますように言っていました。
「今夜は母さんずっといるからね」
と言われました。

私は寝たままいろいろ検査を受け、その際医師に
「僕は○○でもないし、母も違うし妹もいません」
と言いました。
しかし医師は「う~ん…記憶にちょっと…う~ん…」と首を傾げていました。

「○○君はね、二年近く寝たきりだったんだよ。だから記憶がまだ完全ではないんだと思うよ」
と言われました。
そう言われても、私はショックな感情すらありませんでした。
現実にいま起きている事が飲み込めなかったので、ショックを受ける事さえできなかったのです。

医師は言葉を選びながら、私を必死に励ましていました。
母らしき人は、記憶喪失にショックを受けて号泣していました。
私は「トイレに行く」とトイレに行きました。
立ち上がる際に足が異常に重く、なかなか立ち上がれずにいると、医師や看護婦や妹らしき人が手伝ってくれました。

トイレに行くと、初めてあの夜の事を思い出しました。
不思議ですが、目覚めてからの数時間、一度もあの肝だめしの事は思い出さずにいました。
トイレがすごく怖かったのですが、肩をかしてくれた医師や付いてきた母や妹がいたので中に入りました。
用を足したあと、鏡を見て悲鳴をあげました。
顔が私ではありませんでした。まったくの別人でした。
覚えていないのですが、その時私は激しいパニックを起こしたらしく、大変だったらしいです。
その後は一ヶ月近く入院しました。

私は両親と名乗る男女や、妹を名乗る女の子や、見舞いに来た自称友達や、自称担任の先生だったという男性らに
「僕は○○じゃないし、あなたを知らない」
と言い続けました。
AやBの事や、自分の過去や記憶を覚えている範囲で話し続けましたが、すべて記憶障害、記憶喪失で片付けられました。
Aなど存在しない、Bもいない、そんな人間は存在しないと説得されました。
しかし、みんな私にとても優しく接してくれました。

医師や周りの話だと、私は学校帰りに自転車のそばで倒れているところを通行人に発見され、そのまま病室に担ぎ込まれたそうです。
私に入ってくるこの世界の情報は、どれも聞いた事がないものばかりでした。
例えば、「ここは神奈川県だよ」と言われた時は、私は神奈川県など知らないし、そんな県はなかったはずでした。
通貨単位も円など聞いた事もない。東京など知らない。日本など知らない…という感じです。
そのつど医師からは、「じゃあ、なんだったの?」と聞かれるのですが、どうしても思い出せないのです。
Aの名前も思い出せず、「同級生の友達」と何度も説明しましたが、周りからは「そんな子はいないよ」と言われました。
あの施設に入り、あのフラフープに入った話を医師に何度も必死に説明しましたが、「それは眠っていた時の夢なんだよ」という感じで流され続けました。

しかし、恐ろしい事に私自身
『自分は記憶喪失なんだ。前の人生や世界は全部寝ていた時の夢だったんだ』
と真剣に思い始めていたのです。
『記憶喪失な上に、別人格・別世界の記憶が上書きされている』
と信じはじめていたのです。

どちらにせよ私には、別人としての人生を生きていく事しか選択肢はありませんでした。
退院後に父や母や妹に連れられ自宅に戻りました。

「思い出せない?」と両親から聞かれましたが、それは初めて見る家に初めて見る街並みでした。
私はカウンセリングに通いながら、必死にこの新しい人生に順応しようと思いました。
私に入ってくる単語や情報には、違和感のあるものとないものに分かれました。
都道府県名や国名はどれも初めて聞いたものばかりですし、昔の歴史や歴史上の人物も初耳でしたが、大部分の日常単語については違和感はありませんでした。
テレビや新聞、椅子やリモコンなどの日常会話はまったく違和感ありません。

最初は家族に馴染めず、敬語で話したり、パンツや下着を洗われるのが嫌で自分で洗濯などしていましたが、不思議な事に本物の家族なんだと思えるようになり、前の人生は前世か夢だと思うようになりました。
そう思えてくると、前の人生での記憶が少しずつ失われていきました。

唯一鮮明に覚えていた両親の顔や兄の顔や友人の顔や田舎の街並みも、思い出すのに時間がかかるようになりました。
しかし、あの最後の一夜、宗教施設での記憶だけはハッキリ覚えていました。
特にあの満面の笑みの老人の顔は忘れられませんでした。

新しい生活にも慣れ、カウンセリングの回数も減り、半年後には高校にも復帰しました。
二十歳で高校3年生からやり直したのですが、友人もでき、楽しさを感じていました。
テレビ番組も観た事がない番組ばかりでとても新鮮でした。神奈川県の都市でしたので、都会の生活もすごく楽しかったのを覚えています。

しかし、高校復帰から4ヶ月ほど経った後に、意外な形であの世界とこの世界とをつなぐ共通点が現れました。

ちょうど夏休みに、私は宿題の課題のため、本屋で本を探していました。
すると、並べてある本の中で『○○○○』という文字が目に入りました。
宗教関連本でした。『○○○○』というのは紛れもなく、私が最後の夜に侵入した新興宗教の名前でした。
私は驚愕しました。そして本を手にとり、必死に読みました。
『○○○○』は、この世界ではかなり巨大な宗教団体というのが分かりました。
私のいた世界では、名前も聞いた事がない無名の新興宗教団体だったのに、こちらでは世界的な宗教団体だったのです。
それから私はその宗教の関連本を何冊も買い読みあさりましたが、それは意味がない行為でした。
読んだからといって何も変わりません。
戻れるわけでもなければ、誰かに私の過去を証明できるような事実でもありません。
周りに話したところで
「それは意識がなかった時に○○○○が夢に出てきただけだ」
と言われるだろうと思ったからです。
それに、親切にしてくれる新しい家族や友人たちに、迷惑や心配をかけたくなかったのです。
せっかく高校にも復学し、過去の話をしなくなった私に対して、安心感を感じてくれている周囲に対しての申し訳なさ、また、カウンセリングに通う苦痛を考え、私は見て見ぬふりをする事にし、普通に人生を送ってきました。

17年が経ち、私も今は都内で働くごく普通のサラリーマンです。
ではなぜ今さらこんな事を書き記そうと思ったかと言うと、先月、私の自宅に封書の手紙が届きました。
匿名で書かれた手紙の内容は

『突然で申し訳ありません。私はあなたをよく知っています。あなたも私をよく知っているはずです。あなたを見つけるのにとても長い時間と手間がかかりました。
あなたは○○という名前ですが、覚えていますか?また必ず手紙を送ります。この手紙の内容は誰にも言わないでください。あなたの婚約者にも。よろしくお願いします。』

という内容でした。
○○○と呼ばれても、私にはもはや全くピンときませんが、以前そんな名前だったような気もします。
手紙が送られてきた事に対しては不思議と恐怖も期待もなく、どちらかというと人ごとのように感じました。
そして、その手紙の相手は先週二通目を送ってきました。

要約すると
『あなたが知っている私の名前は○○です。あなたは覚えていませんよね?どうやらここにはあなたと私しか来ていないようです。』
と書かれ
『今月25日の19時に○○駅前の○○にいるので、必ず来てください。あなたに早急に伝えなければならない事があります。必ず一人で来てください』
と書かれていました。

私には○○の名前が誰なのか一切覚えていませんが、会いに行くつもりです。行かなければならない気がしています。
誰がそこに立っていたとしても思い出せないと思いますが、あの夜のメンバーなら話せば誰なのか分かります。
できればBであってほしいです。

なにが起こるか分からないので、こういう形で書き残そうと思いました。同じような文面を、婚約者と唯一の身内になった妹には残しておこうと思います。
長々と読んで頂いてありがとうございました。

https://horror2ch.com/archives/post-2428.html

115: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:38:30.72 ID:AKOuD30+d
http://skowa.blog.fc2.com/blog-entry-1585.html
時代が進むにつれ忘れ去られて消えていく妖怪の生き残りが車のヘッドライトを見て、もしかしたら自分の仲間かもしれないと思い近寄ってみたらただの車で、落胆して去って行ったと考えると少し悲しい話に思えるな

122: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:39:53.97 ID:yDvIeF2P0
182 陽気な名無しさん 2019/08/14(水) 18:26:26.79 ID:RiPm7uam0
夜中に八丈島の森でハッテンしてたら、いつの間にか沢山のお坊さんに囲まれたことがあったわ。
恥ずかしいのと怖かったのと、とにかく二人で泣きながら逃げてきたわ!
今思い出してもチキンスキンよ!

214 陽気な名無しさん 2019/08/16(金) 01:24:36.04 ID:uUSCEqCR0
あらヤダ!
アタシの話にかなりのレスが付いてたのね!んじゃ、詳しく話すわね!
八丈島に夏に遊びに行った時に暇ぶっこいてたから、当時流行ってた伝言ダイヤルでチンポを募集したのよ。
誰もいないだろうなと思ってたら1人地元の青年が掛かって直ぐ会う事になったの。
会ったらお互いにOKって事になってドライブしてたんだけど、途中運転しながらチンポいじり合ってたらムラムラしちゃって、山の中で車停めたの。
車の中は暑いから外でヤル事になって、森の中で交互にチンポしゃぶり合ってたのよ。
でアタシが立って相手がしゃがんでアタシのチンポをしゃぶっていた時に、いきなり周りが無音になったの。
それまで風の音とか虫の鳴き声とか遠くの祭り囃子のタイコの音とか聞こえてたのに、全くの無音状態になったのよ。
あら?なによこれって感じで顔を上げたら、10m程先に人らしきものがこちらをジッと見てるの。
で、よく見たらボロボロの黒い袈裟みたいのを着た坊さんだったの。靴は履いてなくて裸足だったわ。
あらぁ、地元の坊さんに見られちゃったわヤバいわとか思って周りを見たら等間隔でアタシ達を真ん中にして囲むように同じような坊さんが5,6人立ってるのよ。
みんな無表情で顔が白いの、そして何かお経だか独り言だかを一斉にゴニョゴニョ言い始めて近付いてきたのよ。
もうビックリして声も出なかったわ、その内チンポしゃぶってた相手も異変に気付いて立って周りを見て坊さん達に囲まれてる事に気付いたみたい。
そしたら思い切り「きゃあああああ!」「いゃああああああ!」って相手が大声をあげたの。
アタシもそこでヤバいと思って、逃げましょって言ってパンツ履く暇もなくてフリチンで走り出したわ。
坊さんと坊さんの間を走り抜けたんだけど、その時に一瞬だけ目が合ってフリチン姿のアタシ達を汚物を見るような目をしてたのが今でも覚えているのよ。
すんごく怖かったけど、フェラ姿とチンポを見られて同時にすんごく恥ずかしかったわ。
車の場所まで走ってあとは帰ったんだけど、車中では二人とも無言だったわ。
書いてる今でも当時を鮮明に思い出せるからチキンスキンよ。

薔薇族には便箋三枚ビッチリ書いて送ったのに、ページに載ったのは「ハッテン中に坊さんの霊に見られて逃げてきた」って二行に簡略されてて何か悲しくなったわ。

133: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:43:28.03 ID:1j9NLz4K0
>>122これホンマ草

139: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:45:30.19 ID:gMd97ZJB0
>>122
語り口が怖い話にあってなさすぎる

144: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:45:59.13 ID:7t0HfMoo0
>>122
こんなん笑うわ

145: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:46:02.04 ID:aL8mhI7V0
>>122
あらやだ

127: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:40:36.97 ID:nCKirLqC0
須磨海岸にてが一番怖い

129: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:41:13.81 ID:7t0HfMoo0
>>127
胸糞はNG

130: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:41:34.25 ID:aL8mhI7V0
>>127
やめーや
ワイ近いねん

148: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:46:47.52 ID:GYVH7dwj0
>>127
これ所々変にリアリティあって怖い

157: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:48:32.34 ID:I+UeSXpX0
おつかれさまはネットホラーって感じで好きわね

163: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:50:01.62 ID:/fHdj1RS0
>>157
不特定多数に向けた悪意みたいなのがええな

195: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:57:19.27 ID:2WSxf6SAp
217 風吹けば名無し[] 2020/12/09(水) 01:59:38.97 ID:px0OnLIhp

前にも書いたけど、大島てる見てたら近所に殺人現場があることに気がついたので、車で向かうことにした


んで、家の前に通ったら庭におばあさんが立ってて笑顔でこっちに向かって手を振って近づいてきた

めっちゃ怖かったんですぐ逃げたが、バックミラーにずっと立ってる姿が残ってて泣きそうになった思い出がある

198: 風吹けば名無し : 2022/07/28(木) 02:58:08.41 ID:7t0HfMoo0
>>195
怖すぎる


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